キリストとはどのような方なのか?

もうすぐクリスマスですが、クリスマスはキリストの誕生を祝う日です(サンタクロースの誕生日ではありません)。来年は西暦2023 年ですが、キリストの誕生から数えて2023 年目ということです。ちなみに、紀元前を示すB.C. は「キリスト以前 (Before Christ)」の略号です。さらに、毎週日曜日が休日なのは、十字架刑で死んだキリストが翌々日の日曜日に復活し、キリスト信者が日曜日に礼拝を始めたからです。あなたがキリストについて知らなくても、関心がなくても、あなたの生活はキリストと無関係ではありません。

いったい、キリストは誰なのでしょうか? 歴史を二分するほど大きな影響を与えたキリストは、どのような方なのでしょうか。

1.キリストは神が人となった方である

キリストの弟子の一人であるピリポが、ある時、キリストにこう尋ねました。「主よ、私たちに父(神)を見せてください。そうすれば満足します。」すると、キリストはこうお答えになりました。

「ピリポ、こんなに長い間、あなたがたと一緒にいるのに、わたしを知らないのですか。わたしを見た人は、父(神)を見たのです。」

(新約聖書 ヨハネの福音書14 章9 節)

聖書は、この宇宙を造った神が存在されると教えています。しかし私たち人間には、この神を目で見、神の声を聞くことはできません。そこで、神が目で見える人間となり、人間の言葉で語りかけ、神がどのような方であるかを、身をもって示してくださったのです。その方がキリストです。私たちは、キリストを知ることによって神を知ることができ、キリストを信じることによって神を信じることができるのです。

2.キリストは人間の身代わりに死んでくださった方である 

聖書に次のような言葉があります。

「キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた。」

(新約聖書 テモテへの手紙第一1 章15 節)


この「罪人」というのは私たちすべての人間のことです。私のことであり、あなたのことでもあります。私たちは心で悪い事や汚い事を考え、口で悪い言葉やうそを言い、実際にいろいろと悪い事をしてきたのではないでしょうか。さらに、この宇宙を造り、人間に命を与え、今日も生かしてくださっている神を認めようとせずに、神に逆らって生きてきました。これらは神に対する罪です。

私たちは自分の罪に対する罰を、死んだ後に受けなければなりません。その罰とは永遠の地獄の刑罰です。

しかしキリストは、神から離れたために生きる目的を失い、滅びに向かっている人間を深く憐れんでくださいました。キリストは、十字架にかかって人間の身代わりに死ぬことによって、私たちの罪の罰をすべて引き受けてくださいました。キリストは、あなたのために命を投げ出してくださったのです。あなたを愛しておられるからです。

3.キリストは死後三日目に復活した方である

十字架で死んで、墓に葬られたキリストは、日曜日に復活し、キリストの死を悲しんでいる信者たちの前に姿を現されました。死んだ人間がよみがえるなど、あり得ないことです。しかし、キリストは神であるので、あり得ないことが本当に起きたのです。復活したキリストは、40 日間の間に500 人以上の人々に姿を現し、その後、天国に帰って行かれました。キリストの復活を目撃した信者たちは、自らの命をかけて、キリストの復活を証言し続けました。

歴史上、様々な宗教家や教祖がいましたが、彼らはしょせん人間に過ぎないので、最後は死んでしまいました。しかし、キリストは死に勝利したので、キリストを信じる人に、死に打ち勝つ平安と喜びと希望を与えてくださいます。
キリストはこうおっしゃいました。

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもと(天国)に行くことはできません。」

(新約聖書 ヨハネの福音書14 章6 節)


あなたが自らの罪を認め、キリストをあなたの神、また救い主と信じるとき、あなたの罪はゆるされ、永遠のいのちが与えられ、死後に地獄ではなく天国に入れていただけます。どうか、キリストを信じてください。当教会では、救い主キリストについて、聖書から分かりやすくお話ししていますので、どうぞお気軽に教会にお越しください。あなたを心から歓迎します。